ストレス社会でこの先生きのこるには

ストレス社会ですね。日々たくさんのストレスがあるが、それらを分析して対策を打ってこうというポスト。ただストレスを受けて沈んでいくだけになるのはやめりょう、呂布カルマも「メンタルを武装せよ」と言っている。

まず、ストレスには精神的なものと肉体的なものがある。不安とか怒りとかが精神的ストレスで、痛みとか寒さみたいなのが肉体的なもの。ここでは精神的ストレスについて取り上げる。

似た環境にあっても、同じ体験をしても人によってストレスを受けやすい人とストレスを感じさせない人がいる。ということはストレスの感じ方は主観によるところが大きいと想像できる。ならば後天的にもなんとかなるんじゃないだろうか。

発生するストレスを減らす

もっとも効果が大きいのはストレス源を断つこと。環境を変えるということ。

ストレスを感じないマインドセットを手に入れる

「ストレスが体に悪影響を及ぼすのは、そう信じるから」という主張がある。このストレスが成長につながる、と肯定的にとらえるだけでストレスは軽減するらしい。ストレスを感じたときに心拍数が上がったり呼吸が速くなったりする、あれは悪い反応ではなく、これから起きることに対処しようと準備しているだけだと。

またストレス耐性は経験によって強くなることを認識するべき。人前でのスピーチは緊張するものだが、回数を重ねれば緊張も薄れていく。同じことをするにしても経験によって耐性がつく。これは成長。

反芻しないこと

ストレスの原因になっているものについて繰り返し考えないこと。ネガティブな要素に意識を向け続ける必要はない。忘れるか、具体的な行動に変えて反芻するのをやめる。紙に書き出す方法がいい。

物事の捉え方を変える

アルバート・エリスの「ABC理論」によれば、何か出来事が起こったときに人は Activating event → Belief → Consequence という反応をする。この Belief が大切で「出来事」に対する当人の「受け取り方や捉え方」によってストレスの感じ方も大きく異なるのだという。実際に起きた出来事の違いよりも捉え方が重要なのだ。

こうした考え方は書籍『心理療法がひらく未来』内の認知モデルや書籍『マインドセット「やればできる」の研究』の Growth Mindset の考え方にも通じるものがある。

ホルモンを使う

人を思いやるとオキシトシンというホルモンが分泌される。オキシトシンはストレス耐性に役立つホルモン。ストレスを感じているときに人にやさしくする難易度は高いが有効な手段である。

セロトニンというホルモンは幸福ホルモンとも呼ばれる。セロトニンは睡眠、食欲、気分を調節するような神経伝達物質。鬱病の人はセロトニン量が少ないことも報告されている。ストレス耐性をあげるためにもこのセロトニンは役に立ちます。

セロトニンを増やす策として、運動、マッサージ、日光浴(太陽光はセロトニンと関連がある)、食事管理、瞑想などがある。

行動を考える

将来についての漠然とした不安に対しては、具体的な行動に落とし込むのが得策だと思う。すぐには問題は起きないのだから一度落ち着いて今できることに集中し、そして行動すればOK。

不安に駆られたときのストレス対処術
ネガティブ思考から抜け出せないとき一度ネガティブになると抜け出すのは難しいことがあります。負の感情を繰り返し繰り返し思い出してしまうことを反芻(はんすう)と言います。孤独を感じたとき、失敗して無力感に陥ったとき、挫折してどん底にいる...

発生したストレスをためない

リラックスする、ストレス発散する。好きなものを楽しむ。自分の心が回復するような完全回復プランを用意する。好きな音楽を聴く、お風呂に入る、かわいいものかっこいいと思うものや綺麗な景色を見るなど。そしてこれらをいつでも実行できるようにしておくという準備も重要だ。

軍隊から学ぶ

軍隊関係者から最悪の状況を乗り切る方法を学ぶことができると思っている。米国陸軍に学ぶ、ストレスに負けない心をつくる3つの秘訣 では、合図でリラックスできるように訓練する、ネガティブな感情でエネルギーを無駄にしない、などが紹介されている。

肉体面のコントロール

精神的ストレスについて書くと言ったが、肉体的資源やコンディションを整えておくことは重要なので基本的な食事・睡眠・運動はちゃんとやる。

さらに、ストレスを感じると体が硬ったり呼吸が早くなったりするということは、逆も意味があるのではないか。つまり体の緊張をほぐしたり、ゆっくり呼吸をすればストレスが和らぐのでは。

参考

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