他者に依存する傾向がある人は、まずそれを認識することが改善への第一歩です。
他者への依存心が強いと、友達でも恋人でも、その人のことが頭から離れなくなってしまいます。そして、いつも電話したり、常に一緒に居ようとする傾向があります。
こうした振る舞いが見受けられたり、周囲の誰かにそっとしておいて欲しいと頼まれるようなことがあれば、自分の対人関係の在り方を改善して、依存心を手放す努力をしましょう。
自分自身に取り組む
自信をつける
依存してしまう理由は、自分のことが嫌いで、ひとりになること、置き去りにされること、無視されることが不安だからです。依存心の強い人は、他の人たちが自分抜きで遊んでいると、自分は誰からも好かれていないと過剰な被害妄想を抱くことさえあります。こうした感情を克服して、自分を愛することを始めましょう。自信を持てれば、去って行く人のことを考え続けることもなくなり、他者にべったり依存しなくなります。
- 自分を愛することを学ぶために、自分の素晴らしいところを最低3つ考えてみましょう
- ランニングができること、働き者であること、人を笑わせられることなど、何かが得意である自分に喜びを感じよう
- 自信に満ちた人のように振る舞いましょう
- 欠点を治す努力をしましょう。欠点に対処することで自分をもっと好きになれます
信頼の問題に対処する
依存心が強い人は、人を信頼することに問題があります。
原因となる経験が人それぞれにあると思います。それらの経験はひどく苦痛だったに違いありませんが、新しい人間関係とは関係がありません。新しい人間関係では、その在り方を尊重すべきであり、過去に現在を支配されないようにしましょう。
- 過去に傷つけられた人たちや状況に執着しないことを学び、これから充実した人間関係を築いていくことに関心を向けましょう
- 他者に依存することは相手をコントロールするための手段ではありません。誰かに依存すると、逆にその人を遠ざけてしまう可能性が高くなります
- 信頼に関する問題は一晩で解決することはできません。小さいステップを積み重ねていきましょう
不安を和らげる
依存の根底にあるのは不安です。
一生ひとりでいることへの不安、親友がいないことへの不安、誰かに笑われているのではないかという不安などです。また、新たな人間関係の作ること自体も不安になる可能性があります。
- 不安には多くの場合、ストレスが混じっています。やるべきことが山積みで自分ひとりでは対処できないと感じているからかもしれません。ストレスを緩和する手段を講じましょう。瞑想やヨガを試したり、健康的な睡眠を維持することに尽力して、不安が軽減するかみてみましょう。
- 人がたくさんする部屋に入る前に深呼吸しましょう。同伴者にべったりくっついているのではなく、初めて会う人に話しかけたり、交際の輪を広げてみましょう。
人間関係に対処する
適切な距離を取る
他者との間に適度な距離を置くことは、健全な人間関係を維持するための最適な方法です。
相手が親友でも恋人でも、十分な距離が保たれていれば、一緒に過ごす時に、相手は感謝の気持ちを抱いてくれます。常に一緒にいると恋しく思えないし、離れているときに起きた面白いエピソードを報告しあうこともないため、相手にうんざりしてしまいます。
- コミュニケーションにも一定の距離が必要です。絶え間なくメッセージや電話をし続けたり、一緒に居たいがために押しかけたりしないようにしましょう。こうした行為は迷惑であり、相手に対して失礼です。電話をかけているその相手があなたに電話してくることはありますか?
- 相手が息苦しくないようにしましょう。息苦しくさせているときというのは、常にまとわりつき、その日の出来事を事細かく聞くなどして、相手がひとりで過ごす時間を奪っています。
- 普段の三倍の時間、相手から離れて過ごしてみましょう。たとえ猛烈に好きで離れ難くても、その感情は永遠に続くものではありません。
- 離れているときこそ自分の興味を追求して楽しみましょう。その時間は相手に会えるまでの時間潰しと捉えないようにします
- サインを読み取れるようになりましょう。相手がひとりの時間を必要としている時、以前ほど電話に出てくれなかったり、一緒にいる時も引きこもりがちだったりするかもしれません。その場合、もっと一緒にいようとするのはやめて相手が一息つける距離をとるようにします。
存在を軽視されない
他者依存の人が自分んを貶めてしまう原因のひとつは、相手に存在を軽視されてしまうからです。依存心が強い人が存在を軽視されてしまう理由は、いつも近くにいるからです。自分の存在を軽視されたくなければ、いつも来てくれる人にはならないことです。
健全な距離を保つことを楽しむ
自分自身の問題を解決したり、個人的な興味や目標を追求する時間ができることが楽しくなります。相手に会う際に感謝の気持ちが生まれてくるでしょう。
充実した人生を生きる
自分の興味を追求する
他に楽しみなことがたくさんないと、親友や恋人に時間の全てを注ぎ込みたくなってしまいます。反対に人生がワクワクしてやりがいのあるアクティビティに溢れていれば他者に依存することは少なくなるでしょう。
- コンフォートゾーンを出て、夢中になれることを探しましょう
- 楽しいと思える運動を見つけましょう。エネルギーを発散できて、それをやっている自分を好きだと思えるものを探しましょう。
- 週に2、3時間は大好きな趣味に充てましょう。好きなことをして達成感を得られるだけでなく、自分一人の時間をもっと楽しめるようになります
目標を追求する
自分の興味を追求するのと同様に、目標を追求することも重要なことです。目標をつ旧することで、短期的長期的な夢の実現に注力し、自分の未来に焦点を合わせることができます。
ひとりでいることを好きになる
自分の時間を楽しむことが、自信をつけ、自分を幸せにするものを見つけ、人と離れて時間を過ごすための重要な手段となります。
- 長めの散歩に出て思考を巡らせてみましょう
- 読書を好きになりましょう。娯楽や教育だけでなく理想的な友です
- 部屋の模様替えをしましょう