洋画の見すぎなのか「拷問に耐えるのってかっこよくね?」って思いがあります。でも実際どうなんでしょうかね。苦痛に耐える方法にはどんなものがあるんでしょうか。
相手を思いやる
拷問に耐える良い方法として「相手を思いやる」のが効果的だそうです。
この人にも家族がいるのだろう、無理矢理やらせれているのだろうと考えて、相手のことを愛おしく思えると耐えやすくなるそう。逆に相手を憎んでしまうとそこで終わってしまうみたいですね。
お坊さんにしても拷問してくる兵士を思いやるのが一番大変だったということなので、簡単ではないと思いますが、、、
逆説的で面白い手段だなと思いました。拷問されたときには使ってみたいですね。
パニックにならない
また、拷問に限った話ではありませんが、予測できない環境下ではパニックになるのがもっとも危険だと言われています。恐怖心が決断力や判断力の低下につながるからですね。
まずは、自分のコントロールできる範囲のことに集中します。上記記事で出てくる関心の円と影響の円の話は『7つの習慣』っぽいですね。
そして世界を小さく、時間を短く区切って考えるのが良いそう。ヴィクトール・フランクルの『夜と霧』の話も挙げられています。
次の記事でも同じように自分でコントロールできることに集中することの重要性が説明されています。
七年間の拷問はすごいですね。希望と現実主義をうまく組み合わせることを「ストックデールの逆説」と言うんだそうです。
精神を健康に保つ方法
こちらで紹介されているのは小説なので、どこまで事実に促しているかは不明ですが、拷問に耐えて生き抜く方法が紹介されています。
精神的な根城を持つ、集中できる言葉を持つ、視覚化する、魔法の箱を作るというった方法を駆使して、つまり想像力を使って精神の健康を保つ技術を身につけるということです。そして最後に「生き延びたいという意欲」が大事であるとされています。
拷問に対する訓練
軍や特殊部隊の課程には拷問に対する訓練もあるようです。
英国特殊部隊のSASでは、尋問耐久訓練があるそうです。
映画『アイ・アム・ソルジャー SAS英国特殊部隊』では、特殊部隊SASに入隊するために主人公ミッキーが過酷な訓練に挑みます。作中では、敵に捕まっても重要な情報を喋らないように拷問に耐える訓練シーンがあります。肉体的に痛めつけるだけではなく、精神的に攻めるものもいくつか。
米軍でも尋問耐久訓練を含むSERE課程なるものがあります。段階があり、最終段階は米軍の訓練の中でもトップを争う過酷さなのだとか。
逆に耐えられても口を割らせるには?
本題からは外れちゃいますが、拷問に耐えられちゃったら口を割らせることってできないので、それでも情報を引き出すには?って話です。
ストレスを与えて口を割らせるよりも科学的な方法で真実を聞き出すって方法も研究されてるみたいですね。
虐待するような方法では、苦痛から逃れたいあまり嘘を言ってしまうこともあるんだとか。これを避けるために虐待せずに心理療法を用いて話させるのが良いらしいです。認知面接法っていう名前が付けられていて、かなり高い精度で情報を引き出せるようです。
この方法は「苦痛に耐える」とは全く違う話ですね。