調子が良くないときは 上虚下実 (ジョウキョカジツ)を意識すると良いみたい。武道などで取り上げられる概念みたいなもので、上半身の力が抜けていて下半身がしっかりした体の状態のことらしい。確かにコンディションが悪いときは首や肩に力が入っているからその逆は良さそうだと思った。
より詳しく言うと「上」はみぞおちとか肩のことで、「下」は丹田や腰、脚のこと。みぞおちが柔らかく丹田に意識が集中しているような状態がいい状態だ。武道では、恐れや不安から体がこわばって体がうまく動かずに隙を作ってしまうことを「恐懼疑惑(きょうくぎわく)」と呼ぶらしく、これに陥らないために上虚下実が大事だそうだ。
上虚下実を作る方法には、ストレッチや四股を踏む、呼吸を意識する、気功の運動などがあるようだ。
下半身に力を入れるには?
心を落ち着かせるには、深いゆったりとした呼吸をし、下半身に力を入れる必要がある。下半身に力を入れるポイントは、肛門を引きしめること。
調和道丹田呼吸法
調和道丹田呼吸法 なるものがある。呼吸によって上虚下実を実現するもので、三回連続して息を吐いて(全て吐き切る)、吸うときは自然に空気が入ってくるようにする。「横隔膜をほぐす」のが大事。
スワイショウとタントウ
気功の世界では、スワイショウとタントウという動きが上虚下実を作るそうだ。スワイショウとは「手を捨てる」という意味の手を振る運動で、タントウとは杭のようにしっかり立つという意味の立ち方。リンク先に動画での解説がある。
ボーリング
「骨盤の位置にボーリングの球があるイメージ」という表現があった。自分的にこれはイメージしやすいと思った。