不機嫌を辞めよう。察してもらおうとしない

人間の最大の罪は不機嫌である

ゲーテの言葉です。不機嫌は辞めたいですね。

不機嫌な態度をとってしまう理由とは?

不機嫌な態度をとってしまうということは、「何らかの出来事に対する何らかの反応の結果が不機嫌である」ということです。

何か嫌なことがあったときに怒りまたは欲求不満を感じます。これを不機嫌な態度で表現してしまうのです。

本来は言葉で表現するべきなのです。

  • 言葉で言わなくても察してほしい
  • わざわざ言わなくても気遣ってほしい

これを不機嫌な態度で伝えているのです。不機嫌な態度はコミュニケーション相手に大きな負担になります。言葉にされていないことを察して動くのは難しいことです。

良い記事があるので紹介します。

「不機嫌で人を支配しようとする人」の気持ちがわかった話
とある経験を経て、「不機嫌で人を支配しようとする人」の気持ちとその発生機序がだいぶ分かった気がしたので、ちょっとそれについて書かせてください。   まず前提として、しんざき家には、「察してもらうな、察するな」「…

「察してもらう」ことで楽をしていた分のコミュニケーションコストって、丸々相手の心理的安全性を食いつぶす形でまかなっていた、ってことだったんですよね

不機嫌になってしまう原因

どうして不機嫌になってしまうのでしょうか。問題は「言葉で伝えられない」ことにあります。では、なぜ言葉で伝えられないかを考えてみます。

原因1:自己評価の低さ

一つの原因は自己評価の低さです。

自分に自信がないと、面と向かって意見を口にしたときに相手からの意見、反論を恐れてしまいます。自信がないせいで言葉に出すのが怖いのです。

原因2:他人への期待

もう一つ原因は、他人に期待してしまうことです。

他人も自分が思っていることを理解してくれているという期待が「言葉にする必要がない」につながってしまうのです。

他人は自分とは違います。自分の中で当然だと思っていることでも、相手にとっては当然とは限りません。自分の思い込みは他人には通用しないのです。

相手が期待通りの動きをしてくれなかったとき、自分が勝手な思い込みを押し付けていないか自問自答してみる必要があります。

原因3:言語化能力が足りない

自分が思っていることをきちんと言語化できないこともあると思います。言いたいけどなんと言っていいか分からないパターンです。

言語化できないのは、自分の感情を自分で理解できていないからです。

不機嫌な態度をとらないための解決策

解決策1:自分と他者は違うことを認識する

他者の意見、感覚を知る努力をします。

自分の貴人に合わせてくれない他者を受け入れて許す心理に近づけます。

解決策2:不機嫌になる状況、出来事、相手を把握する

自分が不機嫌になるのはどのような場面でしょうか?

不機嫌になりやすいポイントを書き出して、それぞれになぜ不機嫌になってしまうのか、どう対処すればいいかを考えてみます。自分を理解して認知療法的に対処します。

また、言語化する訓練を積むことで、適切に言葉にすることができます。

解決策3:言葉で伝える

ずばり言葉で伝えれば問題の大部分は解決します。現時点で実現できていないので簡単ではありませんが、積極的に取り組んでいくべきだと思います。もう少し具体的に考えてみました。

行動を依頼する

言葉で伝える努力をします。

お互いの思い込み、言葉の行き違い、気分の波

ただこれだけの問題を潰していきます。

不機嫌である自分を積極的に開示する

仕事が大変で業務が詰まっている、体調が芳しくない、思い通りにいかない

こうした状況は不機嫌になりやすいです。

こういう場合は、不機嫌な理由をそのまま開示します。自分が不機嫌である状態を認識して、相手に対しても事情を話します。

参考文献

自己表現とは | 日本自己表現トレーニング協会
自己表現とは 自分らしい生き方であり、コミュニケーションの本質です。 自己表現の質は、「自分と相手は違う」とい
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