パニック発作はなぜ起きるのか?初回の発作とそれ以降の違い

初回と2回目で原因は違う

パニック発作を繰り返す中で、なぜ繰り返すのかを考えるようになった。ほとんどの発作は「また発作が起きるのではないか?」という不安からはじまっていた。「予期不安」という言葉で説明されるようにこれから起きそうなことに対して恐怖感が増幅される感覚には身に覚えがある。パニック発作はパニック発作によって起きている。では、初回の発生は何が原因だったのだろう?別のメカニズムがあるのではないかという仮説を立てた。

パニック発作が起きる基本的な仕組み

パニック発作は次のような流れで発生する:

  • 身体反応(動悸・息苦しさなど)が起きる
  • それを「異常」「危険」と解釈する
  • 強い不安や恐怖が生じる
  • さらに身体反応が強まる

このループが短時間で増幅されることで、発作として自覚される。重要なのは、身体反応そのものではなく、それに対する「解釈」が発作を引き起こすという点だ。一度パニック発作を経験すると恐怖の記憶が残り、わずかな身体の変化を発作の前兆だと解釈するようになる。

初回のパニック発作はなぜ起きるのか

初回の発作には、まだ「過去の記憶」が存在しない。ということは、トリガーになるのは身体反応が先になるはずだ。

2回目以降のきっかけにもなる心拍数の上昇・呼吸の乱れ・めまい・倦怠感などの身体反応は、本来日常で起こりうる反応である。これを「何かおかしい」と解釈したとき、不安が急激に増幅される。ストレスなど身体の感受性が高まっている状態で、こうした反応にフォーカスすると発作のような状態になりうるということだ。

初回とそれに続く発作の体験談は別記事に書いている。

【体験談】パニック障害はどう始まったか
自分はかつてパニック障害との診断を受けたことがある。最初の発作は突然で当時は自分の体に何が起きているのか分からなかった。当時を振り返ってパニック発作が起きたときのことを記録しておこうと思う。はじめてパニック発作が起きたときの状況当時は大学生...

こうして特別でもない身体反応に対して、なんらかの要因が重なって過剰に反応してしまったとき、初回のパニック発作が起きてしまう。そして、その記憶が次回以降のパニック発作を誘因しているという仮説を立てた。

なぜ特定の場所でパニック発作が起きるのか

電車や美容院、映画館など、特定の場所で発作が起きやすくなることがある。これも場所と発作の記憶が結びつくためだろう。発作が起きた場所であったり、発作を起こしたことがあるのに似た状況は不安を引き起こしやすい。

場所や恐怖の記憶がその場所を危険だという認識を作り出し、発作のトリガーになる。

まとめ

パニック発作に対して、「自分がおかしくなってしまった」「なぜ起きているか分からない」という状態がつらかったので、自分なりにメカニズムを想像してみた。

実際には日常的に起きては受け流せるはずの身体反応を、なんらかの負荷が加わった状態で大袈裟に誤解釈してしまったことが最初の原因だったのだろうと認識している。2回目以降は、記憶をトリガーにして発作が繰り返されていると思う。

構造を理解することで、少なくとも「何が起きているのか分からない」という状態からは抜け出すことはできるだろうと考えている。

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