ジャンク品のラジカセを自分で修理した話

ジャンク品のラジカセを購入して自分で直したのでその時の作業と注意点を記録しておく。

状況とか

どうしてもカセットテープで音楽を聴きたくなりヤフオクで50年前のラジカセを購入。PCから音源をテープに録音してそれを再生するのが目的。

説明文には通電は確認済みだが古いもののためジャンク品として出すと記載あり。購入後の動作確認では通電してラジオを聞けることを確認。テープは再生できなかった。モーターは動いているがテープが回っていないため、ゴムが劣化していると予想した。

分解

ドライバーを使ってネジを外して分解した。こうした作業あるあるだが、外したパーツやネジがどこに使われていたか分からなくならないように記録しておくこと。スマホで写真を撮っておくのが良い。

ラジオの周波数を合わせるためのつまみは内部で糸と連動している。基盤の裏を通っているので緩めないように注意すること。これを緩めてしまうと基盤を外して調節する必要がある。

ネジはプラスとマイナスが使われていたのでどちらも対応できるようにしておくのが良い。

ゴムの交換

ゴムは再生機器の裏側でモーターと連動している。分解した結果、ゴムが劣化して切れているのを確認した。交換用のゴムはネットで購入できるのでサイズを確認して注文した。

どのサイズが良いか迷ったので複数入っているものを購入。ちょうど切れたゴムと同じものが入っていたのでこれを使った。他のサイズは使う機会がなくて正直持て余してしまっているが、この価格ならサイズ違いを買うよりもこれを買うのがおすすめ。

動作確認

元に戻す前に分解した状態で動作を確認できる。電源を入れて直接テープをセットして再生ボタンを押してみるとモーターに連動してテープが回るのを確認できた。ゴムの問題は解消した。

この状態で録音も検証。録音のためのケーブルも必要だったので追加で購入。再生と同じように分解した状態で録音してみたが最初はうまくできなかった。録音の場合は、ボタンを押したときに裏側で別のボタンに連動しているらしく、機器を正しい位置に固定して録音する必要があった。仮止めして録音を試してみたら成功した。

PCからの出力はイヤホンジャックを使うので3.5mmミニプラグを使う。今回修理したものはライン入力がRCAだったのでこれに対応したオーディオケーブルを購入した。家にあったミニプラグ-ミニプラグでは録音できなかった。

録音するときはラジカセの出力音量を下げておかないと爆音でハウリングするので注意。

復元

あとは元に戻すだけ。記録した内容を参考に元に戻して完了。ラジオの周波数チューニングの部分は大体で直すことになってしまった。外す前に印を付けておけばよかった。

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