感情の処理が上手くなるための書籍を集めてみた

はじめに

調子が良くないときや疲れているときに感情が優位になってしまうことがある。そういうとき、正しい行動や判断を取れなくなってしまうので、自分の中の感情に対してどういう風にアプローチしていけばいいのかということに悩んだ。その中で調べた書籍をいくつか紹介する。後半では、感情をどうしたいかによって読むべき書籍をピックアップしたので参考にしてほしい。

書籍紹介

感情理解・EQ(感情知能)基礎

①Emotional Intelligence — ダニエル・ゴールマン

  • 内容:EQの概念を体系化。
  • 使い方:自分の感情がどう認識され、行動にどう影響するかの理解基盤。

位置づけ:概念 → 実践。

②The Language of Emotions — Karla McLaren

  • 内容:感情を言語化し、役割を読み解くフレームワーク。
  • 使い方:感情を「信号」として扱う訓練に直接有用。

位置づけ:感情の意味付け × 表現技術。

認知と感情の関係(認知行動系)

③Feeling Good: The New Mood Therapy — David D. Burns

  • 内容:思考パターンが感情に与える影響を具体的な技法で扱う。
  • 使い方:思考–感情–行動の連鎖を断ち、構造的に扱う。

位置づけ:実践ワーク中心。

④The Happiness Trap — Russ Harris

  • 内容:ACT(アクセプタンス&コミットメント療法)で感情を扱う。
  • 使い方:「逃避 vs 向き合い」を再定義し、価値を行動につなげる。

位置づけ:価値基準×感情耐性の実務。

人間関係と自己評価(内製評価軸関連)

⑤The Road Less Traveled — M. Scott Peck

  • 内容:責任・自己理解・成長の哲学的フレーム。
  • 使い方:他者評価への依存から自立した基準づくりの補助。

位置づけ:価値観・意思決定の土台。

⑥Atlas of the Heart — Brené Brown

  • 内容:人間の感情と経験を丁寧にマッピング。
  • 使い方:言語化精度を上げる語彙とコンテクストを獲得。

位置づけ:感情辞典 × 関係ダイナミクス理解。

コーピング・情動調整(実践技術)

⑦The Dialectical Behavior Therapy Skills Workbook — McKay / Wood / Brantley

  • 内容:感情調整・対人関係・苦痛耐性の具体ワーク。
  • 使い方:定型化されたスキルとして訓練できる。

位置づけ:ワークブック形式。

⑧Emotional Agility — Susan David

  • 内容:感情に埋没せず柔軟に扱う思考法。
  • 使い方:内省 → 行動への転換プロセスの構造化。

位置づけ:認知行動+メタ認知。

思考・行動設計(メタフレーム)

⑨Thinking, Fast and Slow — Daniel Kahneman

  • 内容:思考の2システム(直感 × 分析)の構造。
  • 使い方:感情と理性のインタラクションを理解・設計する基盤。

位置づけ:認知科学的基礎。

⑩The Inner Game of Tennis — W. Timothy Gallwey

  • 内容:パフォーマンス心理学。
  • 使い方:内的対話の扱い方をスポーツ以外でも応用可能。

位置づけ:実践的無意識制御。

日本語で読みたい場合(上記の和訳版/類似テーマ)

『EQ こころの知能指数』 — ダニエル・ゴールマン

『やさしい感情辞典』

感情語彙の整理に有用

『嫌われる勇気』

自己評価と他者評価の構造を扱う対話形式

『自分を好きになる練習』


内的承認を扱う実践書

※ 日本語書籍は比喩や語彙整理に優れるが、実践技法の深さは原著に軍配が上がる。

目的別ガイド

目的 優先すべき本
感情を観測・言語化したい ②・⑥
感情が行動を支配しない構造を作る ③・④・⑧
評価軸を内製化する基盤 ①・⑤・⑨
日常でワーク習得したい
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