Mac上のiCloud写真のストレージが多すぎる – Mac 容量の最適化

iCloudのプランをアップグレードしたので写真はiCloudで管理することにしている。Mac 上で見えるストレージが体感と合っていないように思えたので対策などを調べた結果をまとめておく。

システム設定の写真の容量が大きすぎる

整理する前の状況はこうだった:

種類 ストレージ メモ
iCloud上の「写真」 14.2GB オリジナルデータのサイズ
.photoslibraryファイル 17.08GB Finderで見たライブラリのサイズ
システム設定の「写真」 29.22GB Macが認識している写真関連の総サイズ

Finder上で見るライブラリのサイズはオリジナルもしくはプレビューファイルとキャッシュなど、iCloudにはアップロードされないローカル専用のデータを含む。なので、オリジナルよりも若干サイズが大きくなる可能性があるのはわかる。

しかし、システム設定のストレージから確認するとオリジナルの2倍近い容量を使っていて不思議な状況だった。

「写真」の設定を見直す

写真アプリの設定を確認しておく。iCloudのタブを開いて「iCloud写真」の項目を見る。まずは「iCloud写真」にチェックを入れてある。

「オリジナルをこのMacにダウンロード」「Macストレージを最適化」の2つの項目がある。前者の場合はすべてのデータをローカルに持つことになるので大きなストレージを使ってしまう。必要に応じて元の解像度のデータを取得できればいいので、基本的には「Macストレージを最適化」にチェックを入れておいてよい。

それと「一般」のタブにある「読み込み」は「項目を写真ライブラリにコピー」にチェックを入れておく。チェックが入っていないとライブラリ以外の場所にデータが保存されてしまうことがあるためだ。

再起動して最適化を有効にする

最適化することでローカルのオリジナルデータが削除されてよりデータ量の小さい画像に置き換わることを想定していたが、設定を最適化に変更してしばらく経ってもシステム設定から確認する値は変わらなかった。

結果として再起動することで 1.64GB にまで削減された。

27.58GB の削減だが Mac の全体のストレージは 27.58GB 程は減らなかった。一部のデータは最適化対象で小さくなったはずだが、それ以外の容量は同期処理などの過程で生まれた不整合だったのだろう。最適化によって不整合が解消されたものだと思う。

ライブラリの修復

上記で解消しない場合は「ライブラリの修復」という選択肢がある。

起動中の写真アプリを終了して Option + Command キーを押しながら写真アプリを起動し、「修復」を実行する。これによってライブラリ内のデータベースやキャッシュが整理され、Mac のストレージ内訳の計算がリセットされる可能性がある。

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