映画に登場する米軍の特殊部隊を覚えよう

ミリタリ系の映画を見ているといろんな組織が登場するが、理解しないまま見ているよりもどんな組織なのかわかったほうが面白い。主な組織についてまとめてみた。

アメリカ軍の特殊部隊

アメリカには8つの武官組織がある。陸軍、海軍、海兵隊、空軍、宇宙軍、沿岸警備隊、海洋大気庁士官部隊、公衆衛生局士官部隊である。映画で取り上げられることが多いのは陸軍、海軍、海兵隊、空軍で、中でも特殊部隊にスポットライトが当てられることが多い。

グリーンベレー

アメリカ陸軍所属の特殊部隊。主に対ゲリラ戦を行う。グリーンベレーは紛争地域などに赴いて、現地語を操り、現地の民兵を訓練して、アメリカ軍に味方する組織の育成などを行う。直接的に手を下すというよりも現地社会を支配して心理的優位性を確保する。「陸軍の歩兵200人に相当する戦力を、グリーンベレーの隊員一人が保有している」と言われるのにはこうした背景もある。

レンジャー

第75レンジャー連隊。レンジャーもアメリカ陸軍所属の特殊部隊。通常戦闘と特殊作戦の両方を遂行できる精鋭部隊。レンジャーで経験を積んだあとにグリーンベレーに入隊するケースが多く、より厳しいデルタフォースに入隊する者も多い。

デルタフォース

第1特殊部隊デルタ作戦分遣隊。アメリカ陸軍所属の特殊部隊。テロリストの抹殺や人質救出などの作戦を担う。レンジャーが戦闘、グリーンベレーが知能だとしたら、デルタフォースはさらにメンタルも兼ね備えているといったイメージ。

Navy SEALs

アメリカ海軍所属の特殊部隊。海軍所属ではあるが水陸空すべての領域で活躍できる。SEALsの特徴はどこにでも到達できる機動力。

DEVGRU

アメリカ海軍所属の特殊部隊。SEALs から独立した対テロ特殊部隊であり、陸軍でいうところのデルタフォース。対テロ・極秘任務・国家の政治案件を片付ける役割であり、映画的には派手というよりも完璧さが描写される印象。

フォース・リーコン

フォース・リーコンは海兵隊の特殊部隊。そもそも海兵隊は陸軍や空軍の登場よりも先に現地に赴いて、偵察・先導をする役回りになることが多い。

主な映画と登場する特殊部隊

映画 特殊部隊
ブラックホークダウン レンジャー
デルタフォース
ナイトストーカーズ
プライベートライアン レンジャー
アメリカンスナイパー Navy SEALs
ボーダーライン デルタフォース
ホースソルジャー グリーンベレー
ザ・ロック DEVGRU
フォース・リーコン
ゼロ・ダーク・サーティ DEVGRU
ザ・シューター フォース・リーコン
ランボー グリーンベレー
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